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月例会(5/15)

【日時】2021年5月15日(土)15時~17時

【ワークショップ】

 知っておくと便利な言語学の知識とFLEの教育への活用

 −直説法複合過去形と半過去形についてー

               平嶋里珂(関西大学)

【ワークショップの構成/概要】

 第1部:言語学的に直説法複合過去形と半過去形を記述する

 第2部:言語学情報をFLEの教育に活用する方法を考える

フランス語の動詞時制形の学習は日本語母語話者の学習者にとって難しい学習事項の1つです。代表的な直説法複合過去形(=PC)と半過去形(=IMP)の使い分けの難しさについては1980年代から認識されており、テクスト文法やアスペクトに関する情報を活用して両者の区別を明示する提示方法や説明方法(ex. 出来事と状況、終了(完了)と未完了)、使い分けを狙った練習問題やアクティビティが教材化されています。しかし、PCとIMPに限っても、FLEの教科書で教えられている内容は実際のこの動詞時制形の使われ方の一部分にすぎません。PCとIMPの使い分けの説明の仕方が他の用法の説明に応用できないことも多く、使われる状況によってはPCとIMPの説明の仕方がまったく逆になることもあります。文法説明がバラバラの用法の寄せ集めにならないよう、このワークショップでは言語学に関する知識を活用してPCとIMPの様々な用法を統合的に理解し、そこで得た情報に対照言語学や第二言語習得に関する情報を加味して、FLEの教育へ活用する方法を考えたいと思います。
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